2017年11月10日金曜日

【参加レポート】とやま移住旅行vol.2「農+食とやまのさとやま くらし・しごとツアー」1日目

10/28(土)・29(日)に「とやま移住旅行vol.2 とやまのさとやま くらし・しごとツアー」が催行されました。

今回は、富山市の里山で農畜産業されている方、生活されている方々をめぐります。
2日間の案内人の森田由樹子さん。
北海道出身で、12年前富山県へ移住されました。エコツアー会社「エコロの森」を立ち上げ、県内でのエコツアーを企画・運営されています。
今回訪れる2地域にはよく足を運ばれており、地域の方もよくご存じです。

まずは、大沢野地域にある農家「土遊野(どゆうの)」へ。
稲作、野菜作り、養鶏を行い、鶏糞を元に作った有機肥料で野菜や米を作る「有畜複合循環型農業」をしています。

土遊野のある土(ど)地域に着いてまず感動するのがこの景色!
富山市を一望。

土遊野の河上めぐみさんが案内くださいました。 
このあたり一帯の棚田を土遊野で請け負っています。
「この地域も過疎化し、田んぼを手放す方も多くなりなりました。棚田の自然を守るためにやれる限りは請け負いたい」と河上さん。

河上さんは、高校卒業後東京へ進学。実家の農業を継ぐためUターン。
農業に関わっていく中で先人の知恵に感動したそう。
田んぼに水を引くための水路。10km先から水を引いています。
春には地域の方が総出で「江ざらえ」をして水路に溜まった落ち葉などを掃除します。
「江ざらえに参加してこんなに大変なことをして田んぼをしていることに驚いたと同時に、高低差を利用し緻密に作られている水路に感動しました。100年という単位で作られてできたものを今も使って田んぼができていることに感動しました。」

鶏舎へ移動。
最初は50羽からスタートし、現在は1,500羽、数種類の鶏を育てています。
「平飼い」という小屋の中で自由に動ける状態で育てています。
えさは、クマザサやカヤ、土遊野の野菜作りの中でできた里山の恵みを発酵させて作ったもの。鶏たちがつついて土と糞を混ぜて土を作り、それが田畑へと返っていきます。

鶏の加工所へ。
鶏は1羽づつ絞めて食肉として加工しています。目の前で河上さんの旦那さんが鶏を絞めてくださいました。
自分たちが命をいただいて生きていることを実感した瞬間でした。

「最初は育てた鶏を絞めることに抵抗がありました。でも、私たちはたくさんの命をいただいて生きています。この子達の卵もいただいているのだから、大きく育った鶏たちも最後までおいしくいただいてあげたいと思い、今は「ありがとう」と思って命をいただいています。」
河上さんから命と向き合い、付き合っているからこその葛藤をお話くださいました。

昼食は、土遊野の野菜がたっぷりのカレー。お米は新米です。
付け合せも土遊野の野菜を使ったもの。

そして、玄米と一緒にいただく卵かけご飯!!
土遊野の卵の特徴は黄身の色が薄い黄色。
黄身の色からは考えられない卵のうまみがぎっしり詰まっています。しょうゆをかけるのがもったいないほど。

そして、先ほど絞めた鶏肉も。
しっかりとした歯ごたえと味わいに感動。命のありがたみをかみしめながらいただきました。
河上さんの旦那さんは、射水市で住宅関連のお仕事をされていて、結婚を機に土(ど)地域へ。
「こっちにきて感じたのは、暮らしていることが仕事ということ。四季を感じて暮らしていることが今までにない感覚です。」と里山での暮らしについてお話くださいました。

最近、廃業になった牛乳屋さんの販売も請け負うことに。その牛乳から作ったアイスクリーム。さっぱりとした甘みでおいしい!

昼食後は、野菜ソムリエの田中美弥さんも加わり、富山県の農業について対話。
田中さんは、大阪から結婚を機に富山県へ。ご自身が肉、生魚が嫌いで、家族のご飯作りをしている中で、「これでみんなの健康を守れるのか」と感じ、野菜ソムリエの資格を取得。県内で食に関するイベントを農家さんと一緒に開催されています。
富山県内で農業を営み、がんばっている若い方がいること、また、がんばっていてもうまくいかない現状など富山県の農業の実際についてお話をうかがうことができました。

土遊野を後にし、大長谷集落へ。
岐阜県との県境に位置し、50人ほどの方が暮らす限界集落。しかし、移住者の方が増えている地域でもあります。
地域の方を交えて交流。

川波さんは、30年ほど前に大長谷へ移住。平飼い養鶏を営んでいらっしゃいます。
移住直後はご苦労もたくさんされました。
「地方に移住するには、人とのコミュニケーションがとれないといけない。相手の立場に立ち、土地の歴史を考えながら地域の方と過ごし、関係を作っていくことが大事。中山間地は不動産屋さんはないので、その地域に足を運び、知り合いを作ることでどう暮らしていくかが分かっていくし、住居の情報も得られやすいですよ」と川波さん。
川波さんは、移住したいという方々の力になりたいと相談役として活動されています。

他にも、舞台女優の方、革職人、すし職人…とさまざまな職種の方々が移住されています。それぞれの移住にまつわるストーリーを伺いました。同時に、小学校への通学の大変さなど中山間地で生活する厳しい現実も包み隠さずお話くださいました。

夕食は、大長谷の山の幸が詰まったお料理がずらり。
大長谷にUターンし、イタリアンを提供している村上めぐみさんのお料理を始め、皆さんが腕を振るってくださいました。

具体的な生活や移住されたきっかけなど気になることを密に聞きながら、交流を深めていらっしゃいました。(富山県定住コンシェルジュ大村)

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