2017年10月18日水曜日

【参加レポート】とやま帰農塾・ながたん塾(富山市)3日目

10/9(月・祝)とやま帰農塾・ながたん塾(富山市大長谷)は最終日となりました。
宿泊したロッジ(21世紀の森)付近。

塾中お食事でお世話になった村上山荘で朝食をいただいたあとは、キノコ狩りにむかいます。

村上山荘で働いていらっしゃる塚原さんにご案内していただきます。
塚原さんは移住者の一人でもあります。
今回は、一昨年の帰農塾で植菌したなめこを採りにいけるとのこと。
森の中はひんやりした風が流れ、やさしい木漏れ日が降り注いでいました。歩いているだけで癒されます。
至るところに自生しているキノコを発見。ただ、なにかわからないものには触れるべからず。
だいぶ山道を登ったところで、お目当てのなめこにたどり着きました!
普段見るなめこよりもだいぶ大きい!これはもう最後の採り時だそうです。
塾生の皆さんで、このなめこをすべて収穫!
塚原さんに付いてさらに進んでいくと、今度は種類の違うなめこを発見!色が少し濃い目です。
前日のかぼちゃ収穫に続き、こちらも宝探し感覚で「これは食べられる?」と、皆さんキノコ探しに夢中になっていました。

その後車でさらに山の上のほうに移動。この日は気持ちのいい秋晴れでした。
頂上のほうはもう紅葉が始まっているころ。10月の終わりから11月はじめにかけてが紅葉のピークとのこと。

山を降りたら、採ってきたなめこの石突を取ったり洗ったり。
食べられる状態にして、真空パックに入れてお土産にしていただきました。

最後のお昼ごはんは、こちらも移住して来られた方がつくるおそばとマクロビオティックのお店「今日乃庵」でいただきました。
お店の前にはきれいな水が流れ、おいしいおそばを想像させます。
肉や魚を使わない、マクロビオティック料理。素材の味が生きています。
十割そばは風味豊かで抜群の歯ごたえ。

おなかいっぱいいただいた後、とやま帰農塾・ながたん塾は閉講を迎えました。

「生きる力をみがく」というのが今塾のテーマ。
大長谷に住んでいる皆さんは、大長谷にある自然の産物を生かして、自分たちで仕事を作り、自然とともに生きていました。
塾生の皆さんからは、地域の皆さんのパワーを感じた、すべてのプログラムが新鮮で面白かった、また来たいと思えた、といった声がたくさん上がりました。
私にとっては、「生きる力」の意味を考えさせられた2日間。
大長谷は、もっと深く知りたい、と思わせる魅力たっぷりの土地でした。(富山県定住コンシェルジュ一条)


【参加レポート】とやま帰農塾・ながたん塾(富山市)2日目後半

10/8(日)とやま帰農塾・ながたん塾(富山市大長谷)は2日目。
豪華なお昼ごはんで力を蓄えたあとは、畑仕事をみっちり教えていただけるとのことで気合が入ります。

今村塾長が準備をしている間、塾生たちはかぼちゃ収穫を。
草の中のかぼちゃ捜索はなかなか難しい。宝探しのように皆さん楽しんでいました。
立派なかぼちゃがとれました!

その後、いよいよ畑作業体験です。
まずはもっとも大事な土作り。起こした畑に有機肥料を混ぜ込み、雑草はできる限り刈り取っていきます。
種まきをして薄く土をかぶせていきます。
耕うん機での起こし作業も体験できました!力加減が難しく、なかなかハード。
そのほか、苗の移植も体験。
畑作業の要点を一挙に教えていただけました。

その後、午前中に収穫したエゴマやルッコラなどを使った塾長特製の野菜ジュースと、塾長の奥様が用意してくださったブルーベリーのシフォンケーキでおやつタイム。
とてもおいしくいただきました。

この日の夜は、総勢40名の大宴会!
地域の皆さんが集まって、ジビエ料理やきのこ、山菜をたっぷり使ったお料理でもてなしてくれました。
りんごと一緒に煮たいのしし肉。
いのししのスペアリブ。
うりぼう(いのししのこども)の丸焼き。
ジビエ料理屋さんを営んでいる菊池さんからお料理の説明が。
こんなにたっぷりのいのしし肉料理...贅沢!

この交流会では、塾生から地域の皆さんへ一人ひとつ質問をすることになりました。
これは、「外から見て、どういうところに興味を持つのか知りたい」という塾長の計らい。
大長谷は人口減少が進む一方、移住してくる人も増えてきている地域。
移住してきた理由、生活について、仕事について...様々な質問が飛びました。

地元の方も、移住者も、若い人もご年配の方も、皆さんがそれぞれ、この地でできる自分の得意なこと、好きなことを仕事にして、生き生きと暮らしているのが印象的でした。
やろうと思えば何でもできる可能性を秘めているのがこの大長谷という土地なんだなと感じた夜でした。(富山県定住コンシェルジュ一条)

とやま帰農塾・ながたん塾3日目

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【参加レポート】とやま帰農塾・ながたん塾(富山市)2日目前半

10/7(土)~9(月・祝)、2泊3日の日程でとやま帰農塾・ながたん塾(富山市大長谷(おおながたに))が開講されました。
大長谷地区は富山市八尾の山間に位置し、広大な自然が広がっています。
同じ富山市のまちなかからは想像もつかない景色!

今塾では、「生きる力をみがく」というテーマの下、大長谷地区で農業を営んでいる今村塾長にご指導いただきます。

今回、私は2日目からの参加。
まずは、この塾だけでしか体験できないプログラム、「鶏さばき」からスタートです。
今村塾長はここで循環型の有機農業を実践中。米や野菜作りのほか、養鶏にも取り組んでいます。

鶏を絞めることは養鶏を営む上では大事な仕事のひとつ。
普段何気なく口にしている食べ物は、すべて誰かが私たちに届けてくれているもの。米や野菜もそうですが、肉や魚も同じです。
何も知らずにただ消費するのではなく、自分の手で目で、その現場を体感できたのは、とても貴重な経験となりました。

その後、畑に移って野菜収穫。
にんじん。掘りたては香りが強い!
さといも。土を落とす前は大きな玉ねぎのよう。
エゴマ。シソ科の植物で、葉も実も食べられます。
そのほか、リーフレタスやルッコラ、ピーマンなどたくさん収穫しました。

続いて、お昼ごはんの準備へ。
前日に締めて羽抜きまでしてくれていた鶏肉は、ダッチオーブンで蒸し焼きにします。
ジャガイモと一緒に炭火で蒸し焼き。青空の下いい香りがしてきました。
いい焼き色に。
鶏を絞めるところからいただくところまで。私たちは命をいただいて生きている、という事実を忘れてはいけないと感じました。
収穫した野菜は色とりどりのサラダに。みずみずしい!
地域の皆さんが天ぷらや野菜の麹漬け、豚汁などもご用意くださり、とっても豪華なランチタイムとなりました。(富山県定住コンシェルジュ一条)

とやま帰農塾・ながたん塾2日目後半

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2017年10月12日木曜日

【参加レポート】砺波市移住体験ツアー~散居村の暮らし!編~

10/7(土)~10/8(日)の日程で開催された、「砺波市移住体験ツアー~散居村の暮らし!編~」。初日の7日に参加してきました。

今回は散居村の普段の暮らしを体感するというのがテーマ。まずは、散居村に散らばる砺波市の伝統家屋を見学です。
「アズマダチ」という美しいたたずまいの伝統家屋、入道家にお邪魔しました。
家主の入道さんと、砺波市で空き家の活用に取り組んでいる尾田さんからお話をうかがいました。
仏壇の大きさや、家の大きさがステータスを表していたこと、また、砺波の人々の人のよさについて聞かせていただきました。
大きないろりの自在鉤にびっくり!

続いて、先輩移住者のお宅訪問ということで、彫刻家の嶋田さん宅にお邪魔しました。
東京で彫刻家として活動していましたが、砺波市へUターンしてきた嶋田さん。
様々な縁が重なり今の家と出会ったそう。
2階にはご自身の作品を展示したり、楽器を並べたり。バーカウンターも設置して、外観からは想像もつかない異世界が広がっていました。
家庭菜園で育てた野菜で豚汁をご用意くださり、となみ野おにぎりと一緒にお昼ごはん。
空き家を活用して、趣味も仕事も楽しむ、散居村でのいなか暮らしを教えていただきました。

その後、庄川水記念公園へ移動してサイクリング!
庄川沿いの土手から、散居村の町並みを通って宿泊先の佐々木邸へ向かいます。
雨が心配でしたがなんとか持ちこたえてくれました。
山を眺めて田んぼと田んぼの間を自転車で駆け抜けるのは本当に気持ちいい!
気分爽快なサイクリングコースでした。

その後、生活環境を案内してもらい、特産品であるチューリップの球根フェアをやっているとのことで、チューリップ四季彩館へ。
チューリップの球根がお得に買えるということで、参加のみなさんも、富山生まれのチューリップの球根などをご購入。
さらにスーパーで夜の交流会の食材を購入して、庄川温泉へ。

夜の交流会では、地域のみなさん、移住者のみなさんも集まって、BBQでにぎやかな宴会となりました。

散居村でののびのびとした暮らしをプチ体験できるこのツアー。
人の温かさや空気のきれいさ、景色の広大さや食べ物のおいしさ。すべて満喫して贅沢な1日を過ごすことができました。
(富山県定住コンシェルジュ一条)

2017年10月6日金曜日

職人さんとめぐるデンサンの現場「高岡クラフツーリズモ」(高岡市)

9/23日(土)、高岡市で開催された「高岡クラフツーリズモ」に参加してきました。
「高岡クラフツーリズモ」は、高岡伝統産業青年会に所属する若手の職人さんが工房を案内してくださるというスペシャルなツアー。
高岡市は鋳物、銅器、漆器など工芸がさかんで、「ものづくりの町」ともいわれます。
そのものづくりの作業は分業制。塗師屋、螺鈿細工職人、彫り師…とそれぞれ専門で行っています。そのため、市内には何百社もの工房・製作所があり、中には人数の少ない小さな工房も多くあるそうです。

私が参加したのは、5つの工房をめぐるツアー。
まずは、鋳物の原型の木型製造を行う「嶋モデリング」へ。
原型師の嶋さんが案内くださいました。
木型と言いますが、用途に合わせて合成樹脂等も利用し、柔軟に対応しているそう。
木型は、何メートルもある大仏やショベルカーから、こんなにちいさな指輪の飾りのものまで作られています。
木型は手作業もあれば、3Dプリンターを使うことも。

様々な形や大きさの道具がずらり。
この道具は、木型に合わせて職人さんが手作りするそう。

2ヶ所目は、高岡漆器の螺鈿(らでん)細工の行程を行う「武蔵川工房」。
螺鈿には、あわびや夜光貝の内側から薄く削りだしたものを使います。大きな貝なのですがほんの少ししか取れない貴重なもの。
高岡では「青貝塗」という薄くけずりだしたものを様々な形にカットして、漆器に貼り付けていく方法を行っています。絵柄にあわせて着色することも。

螺鈿職人の武蔵川さんが実演。鮮やかな手さばきに見とれてしまいました。

漆と螺鈿の技術を現在の暮らしに活かしたいと考案された螺鈿ガラス。
「現代のライフスタイルにも取り入れやすいようなものを作りたい」とおっしゃっていました。

3ヶ所目は「漆器くにもと」。高岡漆器をはじめとする漆器を扱う問屋さんです。
高岡漆器だけでなく、高岡の工芸品の販売や全国のものづくりの方々とも交流し、各地の工芸品の展示・販売も行っています。
彫刻まめ皿。高岡で唯一の彫り師さんとのコラボレーション作品。
ご案内くださった國本さんは、「これからの数年の間でもなくなってしまう技がいくつもあると思う。しかし、全国を見ればまだまだ素晴らしいものづくりの技術があるので、全国の職人さんとつながり、新たなものをつくりたい。」とおっしゃっていました。

4ヶ所目は、仏具製造を行う「小島製作所」。真鍮製の机上香炉の製造を行っています。
真鍮を型に流し込みます。金属の独特のにおいと煙が一気に広がります。
この作業時には1000度以上にもなるそう。職人さん同士連携し、次々に流し込んでいきます。

出来上がった香炉を研磨。小島さんが実演してくださいました。
4代目のお父さまが急逝し、5代目となった小島さん。若い社員の方々と切磋琢磨し、製造を続けています。高岡伝統産業青年会のメンバーの方にも支えられているそう。

最後に訪れたのは、「モメンタムファクトリー・Orii
高岡銅器に伝統的な方法で着色を行います。
お歯黒やぬかを利用したり、熱を加えるなどの着色方法で独特の模様や色を引き出します。
着色職人の櫻野さんが実演。
「銅器に色々な色を着色するのは高岡の特長。科学反応で色を変えていきます。昔から伝わる方法を行っているので、なぜこの色に変わるのか分からないものもあるんです。」
伝統的な手法を活かし新たな発色技術も確立。「オリイブルー」と呼ばれる美しい青色がきれい。(写真:漆器くにもと店内に並ぶoriiの商品)

「高岡クラフツーリズモ」は、高岡のものづくりをもっと知って欲しいと10年ほど前から始まりました。若い職人さんたちのものづくりにかける熱い思いを感じることのできるツアー。高岡市に古くから伝わるデンサン(伝統産業)を多くの方に知ってもらいたい、感じてもらいたいという思いがひしひしと伝わってきました。
富山県に訪れた際には、ぜひ手にとって、職人さんの手仕事を感じてみてください。
(富山県定住コンシェルジュ大村)