2017年9月26日火曜日

【参加レポート】とやま帰農塾・国吉塾(高岡市)3日目

9/24(日)、とやま帰農塾・国吉(くによし)塾(高岡市)は最終日の3日目を迎えました。

最終日も体験メニューが盛りだくさん。
まずは藍染から!
講師の野田さんに藍染の仕方を教えてもらい、塾生もそれぞれ自分の好きなように模様を作っていきます。
板で挟んだり、糸で縫って絞ったり。
好きな模様に...とはいえ、出来上がりがどうなるかは最後までわかりません!そこが醍醐味。
模様作りが終わったら、染めの作業に入ります。
染料がしみこみやすくなるよう、水に浸します。
続いて染料に漬け込みます。しばらく放置。
 20分ほどしたら取り出して、水洗い。
 この時点では、緑色に染まっています。
 その後、発色液につけると...
 藍色に変わりました!
 さらに水洗いし、洗剤液で洗ってすすぎます。
 完成!!
みなさんそれぞれ、ユニークな作品が出来上がりました!!きれいな藍色が太陽の光に映えます。

Tシャツを干したら、りんご狩り体験へ。
途中そば畑の花が一面に咲いていました。
りんご農園に到着。赤々としたりんごがたわわに実っています!
代表の中島さん。富山県で一番大きなりんご園を管理しています。
現在日本でのりんご栽培は、富山県が最南端といわれているそう。
りんごの一大産地は、青森県や長野県。寒い地域が主です。
寒い地域に比べて、花を咲かせてから収穫までの期間が長いのが富山県のりんご栽培の特徴。
寒い地域では一気に熟すため、味が凝縮してカサッという食感が特徴。
それに対し、富山県のりんごはゆっくり熟し、水分を溜め込みます。切るときやかじった時、パシャッという食感があります。
「どちらがおいしいということではなく、それぞれのおいしさを味わってほしい」と話す中島さん。富山の気候に合わせた栽培方法を実践しています。

今回の体験では、今旬を迎えている「千秋(せんしゅう)」という品種を収穫しました。
大きくておしりが黄色くなっているものが食べごろろのこと。
みなさん目移りしながら、おいしそうなりんごを収穫しました。
大きくて真っ赤なりんごゲット!!

収穫を終え、最後のお昼ごはんの準備です。
2日目に作った押し寿司を切り分けます。
しめ鯖寿司にミョウガ寿司。彩きれいに出来上がりました!
一切れずつ切り分けて完成。
最後まで里山の恵みたっぷりのごはんで今塾は終了を迎えました。

国吉塾は、塾長の吉田さん率いる「悠遊会」が全面的にバックアップしてくださいました。
悠遊会は、「老後をいかに楽しく過ごすか」ということをテーマに、メンバーみなさんで様々な活動をしています。
メンバーそれぞれの得意分野で体験教室なども開き、地域や地域外の方との交流をしたり、共同農園で作物を育てたり。
また、移住してきた若い方たちをあたたかく迎え入れてくれています。

里山の恵みをたっぷり楽しみながら、知恵を伝え、若い世代との交流も図っている。
国吉の人々は、ひとつの大きな家族のように、みんなで楽しみ受け継いでいく形ができているんだな、と感じました。(富山県定住コンシェルジュ一条)

とやま帰農塾・国吉塾1日目
とやま帰農塾・国吉塾2日目

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【参加レポート】とやま帰農塾・国吉塾(高岡市)2日目

9/23(土・祝)、とやま帰農塾・国吉(くによし)塾(高岡市)は2日目です。

朝ごはんには釜炊きごはんや焼き魚などを塾生みんなで準備して腹ごしらえ。

午前中はまず竹林の整備に山へ向かいました。
ここで、竹チップ作りと竹炭作りの体験をします。
竹チップは乾いた竹を重機で砕いて作ります。
雑草の生長を抑制したり、土に混ぜれば土壌改善にも効果があります。

こちらでは竹炭作り。竹を短く切ったり、縦に割ったりして程よい大きさにしたら、
専用のなべで熱していきます。
よく燃える。
炭になったところで火からはずし、水をかけて完成。
こちらも土作りに効果があるほか、消臭剤としても有名ですね。
竹の活用法を学びながら、山に自生しているミョウガもたくさん収穫しました!

山から下りたあとは、お昼ごはんの準備です。
釜戸でごはん炊き。
こちらは炭火でバーベキュー。
焼きそばも。
釜戸ごはんが炊き上がりました!ほくほくのお芋ごはん!!

みんなでおいしくお昼をいただいたあとは、竹細工づくりと押し寿司の体験です。
しめ鯖寿司と、
ミョウガ寿司。重石をのせて、次の日まで待ちます。

竹細工では、カタツムリを作りました。
みんな真剣。
草むらで撮影会。
いい写真が撮れました。

さらにここから、芋ほり体験!
塾長の吉野さんが会長を務める「悠遊会」のメンバーで市民農園の一角を借りて、畑をやっているそう。
そこで育てたサツマイモを掘らせていただきました。
立派な芋が掘れました!
みんなで記念撮影。

この日も夜の交流会では、地域の方々がおいしいごはんを用意してくださいました。
会場は、吉野塾長のお宅。立派な一枚板のテーブルにずらりとお料理が並びます。
この日は、1日目に酪農体験させていただいたclover farmの青沼さんも参加。
高岡市のジェラートやさんとタッグを組み開発されたジェラートを持ってきてくれました!

おいしいごはんを囲みながら、村談義に花が咲き、体験が盛りだくさんの1日を終えました。(富山県定住コンシェルジュ一条)

とやま帰農塾・国吉塾3日目

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【参加レポート】とやま帰農塾・国吉塾(高岡市)1日目

9/22(金)~24(日)、2泊3日の日程でとやま帰農塾・国吉(くによし)塾(高岡市)が開講されました。
ものづくりのまち・高岡市には“農”のイメージがあまりわきませんでした...が、今回の塾では里山暮らしの楽しみを教えてもらえるとのことで、楽しみに参加しました。

初日は開講式のあと、高岡市で酪農を営んでいる「clover farm」さんで酪農体験をさせていただきました。
広島県出身の青沼さんは、酪農を仕事にしたいと農業高校で学び、県外の牧場で研修してきました。
そのなかで、富山市出身の奥様と出会い、富山県で酪農をしていくことを決断。
場所を探した結果、離農するという高岡市佐加野地区の牛舎を買い取り、「clover farm」を設立しました。
clover farmでは、牛たちは“飼われている”というよりは“暮らしている”という印象。
鎖につながれることなく、放牧タイムもありみんなのびのびとしています。

今回塾生たちは、作業の一部を体験させてもらいました。
まずは、牛たちを放牧するため牛舎から外に出す作業。
後ろから追われると逃げる習性を利用するだけ。みんな素直に外に出て行きます。

続いてはエサやり。
こちらは、分娩を控えている牛やまだ若い牛たちにあげるごはん。
配合飼料やとうもろこしなどを混ぜたものです。
左の土のようなものは、きのこの菌床。富山県に来て発見したエサだそう。
おいしそうに食べています。

続いては、牛舎にいる牛たちのごはん。
乳酸発酵させた飼料を常時食べられるようにしています。
発酵飼料はあたたかく、甘酸っぱい香り。
このごはんが牛たちの健康を作っています。
干草は食べやすいように細かく切ってあります。
お乳の出る量に応じて、とうもろこしをプラス。

さらに、放牧しているあいだに牛舎の掃除をし、新しい籾殻を入れます。
外から戻った牛たちはごはんタイム。きれいに整列!

その後、青沼さんからお話していただいているあいだに自らお乳を絞られにやってきた牛さん。
慣れた牛は、絞ってほしくなったら自分からやってくるそう。本当に素直な子達です。
青沼さんからお乳の搾り方を教えてもらって、塾生も乳搾り体験。
牛の体温はだいたい38~39℃。搾っているお乳もほんのり温かい。
普段は最初の数回だけ状態の確認のために手絞りし、その後は機械で絞ってもらいます。
長い時間をかけて手で絞るより、牛たちにとっても負担が少ないそう。
絞られているあいだ、牛たちの穏やかな表情がなんともいえない。

高岡市では、酪農家が少ないことも原因で耕畜連携(米や野菜農家と畜産農家との連携)が取れていないのが現状。
米農家からエサとして飼料米を提供してもらったり、牛糞を土の肥料として利用してもらったり、といった関係を築けるように少しずつ動いてるところ、という青沼さん。

「働きたくなかったから酪農家を目指したんです(笑)。牛たちの習性を理解していれば、過ごしやすいように環境を整えるだけ。人間が無理に手を下す必要はないんです。」
そう語る青沼さんは、酪農業の大変さも面白みもすべて受け止めて、酪農という仕事を生活の一部として楽しんでいるようでした。

作業を終えたらお風呂にはいって交流会。
交流会場は「匠亭」という古民家。おしゃれなこの照明は、田植えの際に使う「ころがし」という道具をリメイクしたもの。
こちらはひょうたんで作ったランプ。

里山活性化協議会のみなさんが地元食材や共同農園で育てた食材をたっぷり使ったお料理でもてなしてくれました。
りんごと白菜のサラダ。国吉はりんごが名産。

富山県各地の祭りで使われる胡弓や踊りも披露してくださいました。
南砺市のむぎや節。
越中八尾のおわら踊り。

交流会には、国吉地域に移住してきた方たちも参加。
居心地が良くて居付いてしまいました、と国吉のよさや地元の方々のあたたかさを教えてくれました。(富山県定住コンシェルジュ一条)

とやま帰農塾・国吉塾2日目

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