2017年8月31日木曜日

【参加レポート】とやま帰農塾・五箇山なぎ畑塾(南砺市)2日目

8/24(木)とやま帰農塾・五箇山(ごかやま)なぎ畑塾2日目。
この日は朝から雨で、予定を変更してミョウガの収穫に向かうことになりました。
ミョウガの収穫適期を教えてもらい、いざ収穫です。
こんなふうにひっそりと生えています。
高く伸びた草を倒しながら摘み取っていきます。
1時間ほどでコンテナ2つ分のミョウガが収穫できました!

宿泊所に戻ってお昼を食べた後には、晴れ間が出てきました。
午後は、この塾の名前にもなっている「なぎ畑」を行います。
なぎ畑とは、種を植える前の畑に火を入れて、畑の殺菌や酸化した畑を中和することを目的として行うものです。
山を登って畑を目指します。
塾長の西さんは、五箇山伝統の赤カブの種取のために毎年、山間の畑でなぎ畑をして種を植え付けています。
赤カブは、在来種の野菜で、無農薬無肥料で作っているそう。それでも毎年種取ができるというのは、やはり土作りをしっかりしているからなのでしょう。
 なぎ畑はまず、枯れた草を取り除きます。
そして火入れ。草が乾燥していれば、火はどんどん広がるのですが、この日は湿っていたためじっくりと火を入れていきます。
塾生も挑戦!
燃やした畑を耕し、畝を作ります。
そこに赤カブの種をまいて、この日の作業は終了。
花が咲くまで育て、乾燥させたらやっと種が取れます。
なぎ畑はずっと昔から行われてきた農法。
塾長の西さんがUターンで五箇山に戻ってきたころには、在来種の赤カブを育てている農家さんはわずか1軒しかなかったそう。
西さんは、昔からの伝統を引き継いで行こうと、先輩方にやり方を教えてもらいながらここまでやってきているのです。

私の参加はここまで。
1日目の民具作りに始まり、報恩講料理、なぎ畑と、五箇山地域の伝統を守っていこうという西さんや地元の方々の思いを強く感じた2日間。
伝統を守り、伝えていくのが自分の誇り、と話す西さんの横顔がとても印象的でした。
(富山県定住コンシェルジュ一条)

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とやま帰農塾・五箇山なぎ畑塾1日目

【参加レポート】とやま帰農塾・五箇山なぎ畑塾(南砺市)1日目

8/23(水)~8/25(金)の2泊3日、南砺市五箇山(なんとしごかやま)でとやま帰農塾・五箇山なぎ畑塾が開講されました。
五箇山はユネスコの世界遺産にも登録されている、合掌造り集落があることで知られています。
この五箇山なぎ畑塾は、合掌造りの家に泊まり、五箇山の伝統を体感できるプログラムとなっています。

まず始めに、伝統的な民具作り体験。「ハナノキ」と呼ばれる楓などの木から、薄い木のテープを作り出していく作業をします。
木のテープとは何かというと、丸太の状態から木を割っていき、その断片から年輪の筋に沿って薄く木を削りだしたもの。
丸太を切って、
木を割っていきます。
このぐらいの断片になったら、年輪の筋に沿ってなたで削りだしていきます。
この木のテープを編みこんで、かごやしおり、コースターなどを作っていくのです。
なたで削りだしていく作業がなかなか難しい...思った以上に木は頑固です。
ある程度の薄さになったら、手で木を裂いていきます。これも力の要る作業。
やすりがけもなたを使って行います。木を扱うすべての作業をなたで行うのが昔からのやりかただそう。
先生のように薄く削りだすのは至難の技でしたが、塾生のみなさんも何とか形にしていました。

1日目の夜は、報恩講と呼ばれる浄土真宗の仏事の時に出される料理をいただきました。
五箇山地方は浄土真宗の信仰が特に篤いそうです。
朱塗りの膳に盛り付けられます。
ごはんがほんのちょっとしかないのにはわけがあります。
それは、お代わりをしてもらって満腹食べていただきたいという心遣いなのだそう。
五箇山豆腐。(これでも小さく切ってある。実際は、お椀が見えなくなるくらい大きく切ります。)
里芋やごぼう、ゼンマイのえごま味噌和え。報恩講の料理では、「包丁を斜めに使わない」という鉄則があるため、食材を大きいまま出します。
旬のミョウガは味噌炒めで。

丁寧に作られたお料理をいただいたあとは、五箇山地域伝統の踊り「こきりこ節」をご披露いただきました。
その後は、塾長の西さんを囲み、村づくり談義。
一度は五箇山を離れ、Uターンしてきた西さん。帰ってきた時に子供のころあったものが失われつつあることに寂しさを覚えたそうです。
それもあって、今では五箇山の伝統を守り伝えていこうと様々な取り組みをしています。
知識豊富な西さんとの楽しいお話の時間を過ごしました。(富山県定住コンシェルジュ一条)

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とやま帰農塾・五箇山なぎ畑塾2日目

2017年8月30日水曜日

【参加レポート】とやま帰農塾・灘浦塾(氷見市)3日目

8/20(日)灘浦塾3日目。この日は朝ご飯の準備から始まりました。
朝の海も素敵。

準備といっても、この塾中に下ごしらえしたものを仕上げていきます。
女性陣がおにぎりを作っている最中、男性陣は七輪で干物焼き。
香ばしい香りが広がります。

こちらは昆布〆。

ところてんもしっかり固まって大成功!

魚のつみれ汁も加わり、海の幸満載の朝ごはんをいただきました。朝から贅沢!

朝ごはんのあとは、最後のメインイベントであるビーチ体験へと向かいます。
小境海岸CCZと呼ばれる海水浴場で、カヤックや竹いかだ、釣りなどそれぞれに海のレジャーを楽しみます。
カヤック。
竹いかだ。定員オーバー気味です...
 カサゴがつれました!
こちらはフグですね。
みなさんそれぞれに海を満喫した後、とやま帰農塾・灘浦塾は閉講を迎えました。

海の幸の豊富さや海の楽しさ、さらに里山も近いという立地。
氷見市の魅力や楽しみ方を存分に教えてもらった3日間となりました。

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とやま帰農塾・灘浦塾1日目
とやま帰農塾・灘浦塾2日目

【参加レポート】とやま帰農塾・灘浦塾(氷見市)2日目

8/19(土)とやま帰農塾・灘浦(なだうら)塾2日目。

この日は海をちょっと離れて、野菜収穫体験に里山へ向かいます。
氷見市には、長坂(ながさか)という棚田地区があります。ここ長坂の棚田は、農林水産省が指定する「日本の棚田百選」にも指定されています。
棚田を見下ろす絶景ポイントからは、富山湾と、晴れていれば立山連峰まで見えます。

この日は、長坂で自然農法を実践しているNICE FARMさんを訪ねました。
自然農法や、固定種・在来種について、作物が育つ原理などお話いただき、塾生のみなさんは興味津々。
家庭菜園をされている方もたくさんいらして、質問が飛び交います。農の体験ツアーならではの光景ですね。
収穫体験では、ナスやオクラ、万願寺唐辛子などを収穫。
星型ではない丸いオクラ。八丈島伝来の「八丈オクラ」。
生で食べられると聞いて、パクリ。筋もなく、おいしい!

ここで収穫した野菜は、この日のお昼に食べるカレーの材料になります。
それも普通のカレーではなく、「氷見カレー」と呼ばれるもの。
この氷見カレー、普通と何が違うのかというと、ベースに「氷見産煮干のだし」を使うというところ。
氷見カレー学会に加盟する飲食店でそれぞれ工夫して作っているそう。
今回は、氷見カレー学会会長の梶さんに氷見カレー作りをレクチャーしていただきます。
煮干だしのほかに、様々な魚のあらでとっただしもプラスして味の深みを出すのが今回のポイント。
煮込んでいるあいだ、だしのいい香りがしてきます。
並行してスパイスを炒めていきます。こちらもいい香り!
いか、あさり、スズキなどの魚介類と、朝収穫してきた夏野菜も入れて煮込めば完成!
スパイスの効いた本格派カレーが出来上がりました。
彩りにミツバを添えて。和風のだしなので、よく合います。
NICE FARMさんからいただいたカラフルなミニトマト。
海を背に、優雅なランチタイムです。
各班の出来上がったカレーを食べ比べ、「うちの班のが一番おいしい」とみなさん得意げでした。

午後はところてん作りに挑戦です。天草から作るところてん。天草と水の割合や、煮込み加減など、なかなかデリケートで難しいそう。
天草。初めて見ました。磯の香りがします。
よく洗ったあと煮込みます。常にかき混ぜているのがポイント。
お酢を加えてさらに煮込んで、2回濾す。
表面の泡を取り除いて、冷蔵庫で固まるのを待ちます。
きちんと固まるかドキドキ!

このあと、灘浦ウォークが予定されていましたが、突然の雨により予定変更。
少し休憩を挟んで、夕食会場の民宿で「移住定住講座」が開かれました。
氷見市商工・定住課の塚原さんから氷見市の暮らしについてお話いただき、移住に関する質疑応答が行われました。
海の近くならではの暮らし、空き家の現状などについてお話いただき、塾生からも様々な質問が出ました。
氷見市では、氷見市IJU応援センター「みらいエンジン」が氷見市の移住に関する相談全般に対応してくれています。
移住の前にできるだけ不安は解消しておきたいものです。そんなとき、質問できる窓口があるのは心強いですね。

移住定住講座のあとは、魚料理たっぷりの夕食をいただき2日目も終了です。